斬とは
少年ジャンプ2006年34号~2006年52号まで連載しており、僅か18話で打ち切られた伝説の作品(全2巻)。
作者の杉田尚先生はこの斬がデビュー作で、その後も「SWOT」という作品をジャンプで2010年に連載していたんですが僅か全3巻で打ち切り。
そこからは最強ジャンプをメインに活動していて、2022年現在は「遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!」を描いています。
低すぎた画力
最初にも書いた通りこの作品で1番の注目ポイントは低すぎる画力で、女性キャラも全然可愛くないというか目がデカすぎてもはや奇形の息にまで達しちゃってますし、キャラの顔に限って言えば全編通して中学生レベルです。
目をこんな真っ黒にベタ塗りしてる作品中々無いでしょ
ただ戦闘シーンはまあまあかっこいいと思えるようなところもあるので総合的に見るとさすがに中学生レベルなんて事は無いんですが、それでもジャンプ本誌に連載された作品の中では間違いなく底辺レベルです。
また、作画ミスや矛盾しているシーンが非常に多く
等々、本当に編集を通してるのかと疑う出来です。
ツッコミ出すとキリが無いので諦めてネタとして読んだ方が楽。
当時の読者たちは「なんでこんな作品が連載されたんだ!」と騒いでいたんですが、令和になってもそういう作品が山ほどあるので仕方ない事なのでしょう。
ただ、欲を言えば一瞬で打ち切られた作品について編集がどう思っているのか聞いてみたいですけどね。
迷言の数々
そして次の注目ポイントが独特の言い回しから生まれた数々の迷言です。
この迷言をあの画力で言うので絵面が非常にシュールになっており、クオリティの低さよりもネタ作品としての面白さに注目する人が増えたんだと思います。
おそらく言い回しが平凡だったらただただ下手な作品としてメチャクチャ叩かれてた。
また、台詞はカタカナを多用しており「あの時」を「あのトキ」と書いたりするなどの独特なこだわりがあったりします。
打ち切り漫画って言い回しが変な事多いですけど何なんでしょうね?
ストーリー
ストーリーに関しては現代人がみんな帯刀しているというぶっ飛んだ設定以外は意外と普通で、画は上手いのにストーリーがクソすぎて打ち切られるような漫画と比べるとマシです。
マシというか何も捻った展開が無いので癖が無いっていう話なんですけど、その分不快要素が少なくネタ作品として読者に愛されやすかったのかもしれません。
捻った事をして大失敗した打ち切りはタイパクのようにメチャクチャ叩かれますからね。
ちなみに最後は典型的な「俺達の戦いはこれからだEND」でした。
まとめ
これも酷い作品ではあるんですけど、不快要素の少なさと強烈なインパクトのおかげで長年ネタ作品として愛されており連載終了から16年経った今でもジャンプの打ち切り漫画代表として名前が出たりします。
全2巻で気軽に読めて話の種にもなるので打ち切り漫画の中ではオススメです。
コメント
ブロント語に通じるものがあるな
ブロント語懐かしいですね
真剣は切れ味がある分あつかいやすいし素人から玄人まで幅広く使われている武士の基本武器
対して研無刀は見た目なんかは真剣とほとんど変わらねぇがあえて斬れない様に鋭く研がない分
硬度と重量をかなり増加させて斬るより破壊を目的とした玄人好みのあつかいにくすぎる刀
使いこなせねぇとナマクラ刀より弱いただの鉄クズみてぇなもんだってのに何であのガキは?
クソ長説明はNG
あああー斬愛おしいんじゃー!!
ジャンプに掲載された作品は数あれどこんなに長い間語られるのも
なんともいえないツッコミどころに加えて
作品全体に妙な愛嬌があったからっていうのもあるかも
みんなで笑える良い漫画それが斬