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『ユア・フォルマ』とは
『ユア・フォルマ』は電撃文庫から刊行されている「菊石まれほ」先生のライトノベルが原作のアニメ。
制作はジェノスタジオ。
以下あらすじ。
脳の縫い糸、通称〈ユア・フォルマ〉。1992年に起きたウイルス性脳炎のパンデミックから人々を救った医療技術は、今や日常に不可欠な脳侵襲型情報端末へと進化をとげていた。見たもの、聞いたこと、そして感情までも——。全てが記録される世界で、重大犯罪事件の捜査は、記録の集合体〈機憶〉にダイブできる特別捜査官「電索官」の仕事になっていた。世界最年少で電索の任についた天才少女、エチカ・ヒエダ。その才能ゆえに孤立する彼女にあてがわれた新しい相棒は、金髪碧眼のヒト型ロボット〈アミクス〉のハロルドだった。最強の二人の前に、秘密は全て暴かれる——!
出典:https://www.yourforma-anime.com/#introduction
1話切り
そんなユア・フォルマでしたが残念ながら1話切りしました。
まるで1期があったかのようにキャラや設定について何の説明も無く、「皆さんご存じの」と言わんばかりに過去エピソードや知らない用語がバンバン出てきます。
後半に説明があると思って見てたら一切説明が無いまま終わって驚きました。
どうやら原作1巻を全カットして2巻からスタートしたせいでこのような事態になった模様。
そういう思い切った手法で成功したアニメも無くは無いですが、こういうパターンって地味な部分をすっ飛ばして派手な部分を持ってくるのが王道なのにそういった部分すらなくヌルっと終わったので、何も面白くなかったし意味不明のままでした。
監督と脚本
――アニメは、原作2巻にあたるエピソードから始まったことに驚いたのですが、筆安さんとどんなお話をされたんでしょうか。
尾崎監督
原作もまだ続いていますし、結構膨大な内容があるので、最初からやるのか、どこか一部だけを抜き出してやるのがいいのか、みたいな話し合いを最初にしていたんです。その時に筆安さんから出たのが「2巻からやろう」という案で、当然「なんで!?」ってなるじゃないですか。
出典:https://dengekionline.com/article/202503/34302
詳しくは電撃オンラインなどに掲載されているインタビュー全文を読んでもらいたいのですが、シリーズ構成・脚本の筆安一幸さんが監督の尾崎隆晴さんに「2巻からやろう」と提案した事がきっかけでこうなったみたいです。
そうした方が1クールという長さでまとまりが良さそうという判断だったとの事。
主人公コンビの関係性は2話以降でちょいちょい挟んでいくみたいです。
ちなみに、原作者の菊石まれほ先生はこの決定に対して承諾したものの、キャラの関係性が視聴者に伝わるかどうか心配していたそうです。
Xの反応
1巻を全カットした事について批判している人が多かったです。
以下Xの反応。
まとめ
1クールに納めないといけないという縛りがある以上、監督と脚本の考えも理解できなくは無い。
とはいえ、この1話を見て2話以降も見たくなるかと聞かれると大半の人がNOと答えそうなのも事実。
せめて主人公コンビの説明を最初に入れるか、もしくは1話完結のメチャクチャ面白い話を持ってきて欲しかった。

原作者の不安的中
コメント
よくわからんアニメだと思ったら、2巻から始めてたのか…
纏まりも大事だけど1話っていう掴みを放り捨てるのは悪手だと思う
ここまで説明をぶん投げてる作品は珍しいです
攻殻機動隊とか説明ぶん投げてても面白い作品はあるけど、見栄えするところから始めてるからなぁ…
この作品の場合、前話のエピローグから始まってる感じだから置いてけぼり感がすごい
この手法で1話完結を持ってこないのは悪手ですね
一巻をカットするのに際して、一巻のあらすじを踏まえた1話完結のストーリーを作者が用意してくれたのに、それは映像化せずyoutubeにボイスドラマとして出すのも意味不明なのよね。あれで用語と世界観のあらましはだいたい分かるから、あれを1話にすればよかったのに。