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グエル主人公
20話の感想記事でも語ってた事なんですが、終盤になるにつれて水星の魔女の脚本が酷くなってきています。
まず少し前までは冗談で「グエルが主人公じゃねえか!」なんて弄ったりしてましたが、20話まで放送された現在では本当にグエルが主人公みたいになっちゃってます。
もちろん今までの出番の多さで比較すればスレッタの方が圧倒的に上なんですけど、こう思われてしまうには理由があります。
スレッタの魅力の無さ
- 正体が謎である
- エアリアルを自由自在に操れる
- プロスペラに言われれば何でもやってしまうヤバい奴
スレッタというのは主に上記の点がキャラとしての特徴でした。
しかし、20話現在のスレッタは下記のようになってしまいました。
- 正体が明かされデータストームに耐えられる特殊能力なども無い事が分かってしまった
- エアリアルを没収された
- プロスペラからも見放された
もうキャラとして尖ってた部分が全部奪われちゃったわけです。
今までスレッタが活躍できてたのはほぼエアリアルのおかげですからね。
あと残されてる特徴と言ったらどもり(吃音)ぐらいなんじゃないでしょうか。
おまけにグエルが激闘を繰り広げて如何にもガンダムらしい事をしている最中に授業を受けたりほぼ絡みの無かったペトラと喋ったりと完全に脇役ムーブ。
終盤で蚊帳の外になっていてとても主人公とは思えないです。
他のキャラの描写の浅さ
黒幕ポジションだったシャディクの過去や戦争シェアリングなどが言葉でしか語られて無いのが「水星の魔女のストーリーが理解できない」って言われる所以だと思います。
ただ説明してるだけでアニメとして描けてないんですよ。
今まではどっかで描写されるかなと思ってスルーされてきたんでしょうけど、終盤に入ってシャディクの悪行がバレても尚明かされないので不満が噴出してるんだと思います。
他の脇役はともかくシャディクはしっかり描写しとかないと今までの悪行が全部浅くなってしまう。
「ミオリネを汚した!」とかいきなりキレられてもミオリネとの過去や惚れた経緯などが全然描かれてないから「何言ってんだこいつ」としか思いませんしね。
急に情熱的なキャラになったエラン5号やヒステリックで無罪の生徒たちを殺しまくってるのにエモい感じで描かれてたノレアもそうですが、脚本家のやりたい事ありきで都合よくキャラが振り回されているので説得力が足りない印象。
世界観の描写
結局のところ描かれているのは殆どが学園でその他のスペーシアンの暮らしについては全然分からないし、議会連合とやらもワードが出て来るだけで具体的にどういう物なのかはあまり描写されていません。
また、スレッタが居た水星に至っては描写が皆無で小説「ゆりかごの星」ぐらいしか情報源がありません。
こういった描写不足のせいで世界観が非常に狭い。
だから学園で決闘ばっかりしてた頃は気になりませんでしたが、いざスペーシアンとアーシアンの対立や戦争シェアリングなんかを軸に話を展開し始めるとよく分からなくなってしまうわけです。
まとめ
2期の最初ぐらいまではすごく面白いと思って見てたんですが、段々雲行きが怪しくなってきて現在に至ります。
唐突な展開で一気に脚本の粗が浮き彫りになってしまいました。
2クールで終わるなら今更世界観を広げるのは無理でしょうから、何とかスレッタを主人公として活躍させるのが関の山ですかね。
まあそれすら難しそうなんですが・・・
終盤でこんな事になってしまうとはなあ
22話の感想
22話の感想です。
コメント
クールが足りてれば良いかっていうと、必ずしもそうじゃないのがガンダムなんだよね
4クールやった上でゴミなAGE、種死、鉄血とかもあるわけで。鉄血は正確には後半2クールがゴミなだけだけど
現状の水星もたしかに尺は足りないけど、かといって4クールやる内容でもない。よく3クールで充分かな
結局はガンダムが2クールに向かないのは事実だとは思う。Gレコ然り
ガンダムだから2クール向きじゃないって事は無いんじゃないですかね
いやぁ。ガンダムってやっぱ宇宙と地球サイドの対立ってのは、基本構造だからどうしても2クールは向かんよ。
無理やり2クールでやると世界観がそれこそ狭くて地元のヤンキー同士の喧嘩レベルのつまらん話になるか、基本の世界観は広いはずなのにその要素を1割も表現できない浅い作品になるかの2択
水星は後者。実際、ガンダムの生みの親である冨野ですらGレコを2クールじゃうまくまとめられなかったし。
物語上の悪役はシャディクとプロスペラって感じだけど
前半シャディク編、後半プロスペラ編て分けた方が処理しやすかったんじゃないか
1クールで尺の無駄遣いしすぎたな
スレミオの関係性に尺割いといて最終的にミオリネに執着してるシャディクが憎む相手がグエルとか前半の内容が全然活きてない
主人公が関係ないところで盛り上がっちゃってますね
キャラのエモい?描写に力を入れて、ストーリーをまとめるのに必要な情報や描写をほとんどしないライブ感満載の脚本だと、どうしてもラストは期待できない。リコリコと全く同じ現象が起こってる。
たしかにリコリコの時と似てますね
ゆりかごの星くらいはプロローグ2みたいにアニメして良かったと思う
年寄りだらけで文句言われてこき使われるエアリアルとスレッタで戦い以外の活用法や繊細な操縦描写を見せられたしまだ見ぬ学園への憧れも表現できた
そしてエアリアルというかエリクトの僕一人称にも違和感もたれなかっただろう
プロローグやるぐらいならそこもやって良かったですね
もう少し戦闘描写に力入れてほしかったな
まともに戦闘をしないまま終わりつつあるし
この作品がガンダムである必要性を感じない
ぶっちゃけシャディクが浅いキャラなのは狙い通りなのではと思う
少なくとも総集編なんかいれる余裕無かったな