少年ジャンプ2020年29号に載っていた「1分でわかるタイムパラドクスゴーストライター1~5話スーパーダイジェスト」が面白かったので紹介。
1分でわかるまとめの内容
こちらが1分でわかるまとめの内容。
1話~5話までを短くまとめたスーパーダイジェストなのですが・・・
代筆
まず散々言われてる事ですが、佐々木がやってる事を代筆」という呼ぶのはいい加減どうにかならないのだろうか。
「代筆」というのは本人に代わって書く事であって、未来とはいえ既に連載されている物を写すのはただの「盗作」です。
作者の天然にしろ、狙いにしろ、この呼び方だけでかなりヘイトを買っている印象。
でも、2話では佐々木も盗作だと認識してたんですよ。
ところが謎の使命感で頭がやられたのか、いつの間にか本人も代筆と言うようになってしまったんです。
どういう頭してるんですかねこいつは?
真実
次に「アイノイツキに真実の全てを打ち明ける」とありますが、わざと信じてもらえないように話してるとしか思えないような打ち明け方をしています。
それがこちらのシーン。
憎たらしい顔してるなあ。
追い詰められた状態で泣きながらタイムマシンとか言って信じてもらえるわけないでしょうに。
しかも、その後家に連れて行ってレンジ見せるなり、10年後のジャンプを見せるなりすれば1発で信じてもらえるのにやらない。
1話からずーっとそうなんですけど、佐々木は何回でもやり直すチャンスがあったのに悉く逃しています。
1回切りのチャンスを逃したならともかく、何回もあったチャンスを逃し自己弁護をひたすら繰り返している事がサイコパス佐々木に同情できない大きな理由の1つ。
重責?葛藤?過酷な環境?
最後は3つのこの見出し。
あらかじめ完成してる作品を写してるだけなのに何言ってんだ!
ストーリーやキャラ考えなくて良い時点で他の漫画家と比べたら100万倍楽してるでしょ。
世紀の名作かどうかなんて佐々木しか知らないし、元々連載持ってなかったんだから仮にクオリティ落ちて打ち切られようがノーリスクですよ。
まとめ
ここまで擁護のしようが無い主人公も中々居ないでしょう。(というか、主人公が唯一の悪役というのがこの作品のすごい所)
まだ令和は始まったばかりですが、既に令和1のサイコパス主人公はこいつで決まりじゃ無いだろうか?
そして最新話では早くもジャンプが届かなくなるという全読者が予想していた展開に。
しかし、ここからどうやってサイコパス佐々木を擁護するのかは想像もつきません。
佐々木なりのホワイトナイトを書く展開は既に1回やっているので、アイノイツキに泣きつくという更なるヘイトを買う展開も予想できますが果たして・・・
酷い内容ですが先の展開が気になるのも確かなので、私も作者に踊らされている1人なのかもしれない。
コメント
コミックスを買おうとは思わないが話題のコレが気になってついジャンプを手にとってしまう
そういう意味では漫画として良い作品ではないにしろ雑誌の役には立ってますな
狙ってのことだとすればジャンプ編集部はうまいマーケティング考えたもんだ
狙ってでは無く天然で佐々木を擁護してそうなのがまた恐ろしいところです
どんなに酷い主人公でも読者は作者への信頼があれば割と好意的に受け入れてくれる物です
ただこの漫画を読んでいても読者の作者への信頼がの高まる物がない
作者の盗作やパクリに対する考えが読者とズレているのではないか?と言う不信感が増すばかりです
上手い作者なら主人公にヘイトが溜まっても作品や作者その物に対して不信感を抱かせる描き方はしないと思うのですが
今迄の展開から見ても『この作者は解ってコレを描いている』という信頼がない訳ですね
いくら読者の裏をかくと言っても計算で漫画を描く以上、必ずそこには作者の意図があって深く読めばその意図が見えて来るものなんですがこの漫画にはそれがない
流石に編集者もいるしこのまま酷い展開で行くとは思いませんが、この作者がこの漫画でどういう着地を見せるのか?は興味があります
いっそこれは盗作だけど時間をねじまげて世の中に出してしまった以上最後までもうやるしかない!アイノイツキも騙し切ってこの世界でのホワイトナイトを俺の作品にしてやる!みたいに悪として開き直ってくれる方がまだマシだと思いました。主人公を十字架()を背負ってしまった善人として描いているのがものすごく気持ち悪い