スケルトンダブルとは
ジャンププラスで2022年8月26日から始まった作品で、新宿駅東口交差点で奇怪な死を遂げた男の子供である主人公の荒川ヨドミが透明人間になって父親の死について探っていくストーリーです。
作者はジャンププラスで過去に3回読み切りを掲載した事のあるコンドウ十画先生。
透明人間とは言うものの色々な能力を持っていて、ミステリーというよりバトル作品で透明人間同士の戦いがメインになっています。
閲覧数
現在3話まで連載しているんですが1日も経たずに閲覧数が60万を超えており、金曜日では怪獣8号に次ぐ人気となっています。
土日とかなら1位を取れる閲覧数なのでかなり期待されている事が分かります。
ちなみに、一時期1位だったバルバロイは見ての通り4位まで落ちました。
やっぱりガバガバな物を見に来る野次馬だけでは閲覧数はキープ出来ないという事ですね。
読みやすさと台詞回しが魅力
まずぱっと見で分かる魅力としては画がキレイで癖が少なく、コマ割りも含め読みやすいです。
当たり前の事なんですが読みやすいっていうのは人気作品の必須条件みたいな物なので大事。
正直ちょっと話がつまらなくてもこれさえ満たしてればある程度人気は出る気がする。
まだ始まったばっかりなのでスケルトンダブルが人気の理由の大半は読みやすさだと思います。
あと全体的に台詞にセンスを感じます。
主人公は父親が奇怪な死を遂げて以来マスコミが殺到して家族全員嫌な意味で有名になってしまったんですけど、それを踏まえた上で父親の死に関わっていた人たちに「ウチの家族よりは有名になってもらう」という皮肉めいた言い方。
「罪を償え」とかもっとストレートな言い方もあったと思うんですが、あえて皮肉めいた言い方をするのが良いなと思いました。
欠点その1・バトル描写
まだ始まったばかりなので改善されていく可能性は十分あるものの、欠点もあります。
まずバトル描写があまり上手くない上に初戦からナレーションで長々と説明してしまっていました。
しかも「別にそれ言わなくていいだろ」って事まで事細かに。
まだ初っ端なので良いですが、これが何回も続くと不満が増えてきそうなのでもっと画で見せるバトルをしてほしいなと思います。
仮にナレーションで長々と説明するのであれば相当練ったバトル内容にしないと面白さよりもダルさが勝ちそう。
欠点その2・透明人間の意味
あと透明人間がメインテーマなわけですけど、透明人間同士だと相手が見えるようになりバトルが始まると両方普通に描かれているので実質透明では無くなります。
服を着たまま戦うので周りからも丸見えだし、筋繊維を生み出す能力や超再生能力・血を使った特殊能力など透明人間と関係無い能力が多いので早くも透明化の意味がほぼ無い。
タイトルのスケルトンには骨の意味も含まれてるとは思うんですが、それでも透明人間がメインテーマである事に変わりは無いので不安。
まとめ
良いスタートダッシュは切れたものの、まだまだ未知数なところもあって大人気作品になれるかどうかは不明。
少なくともこの人気で打ち切られる事はあり得ないので、個人的にはもう少しじっくり進めながら怪8を超える金曜日のエースに育ってほしいです。
34話が神回
34話が神回でした。
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