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少年ジャンプ2023年の新連載
年末という事で今も暗黒期真っ只中の少年ジャンプ2023年新連載を振り返っていきます。
まず少年ジャンプで2023年に連載開始した作品が下記の11作品となります。
作品名 | 連載開始時期 |
テンマクキネマ(打ち切り) | 2023年19号 |
キルアオ | 2023年20号 |
ドリトライ(打ち切り) | 2023年23号 |
鵺の陰陽師 | 2023年24号 |
アスミカケル(打ち切り候補) | 2023年29号 |
アイスヘッドギル(打ち切り) | 2023年30号 |
魔々勇々(打ち切り候補) | 2023年41号 |
カグラバチ(打ち切り候補) | 2023年42号 |
ツーオンアイス(打ち切り候補) | 2023年43号 |
グリーングリーングリーンズ | 2023年52号 |
累々戦記 | 2024年1号 |
打ち切り候補と始まったばかりの作品を除外すると、今年の新連載でレギュラーに定着したのはキルアオと鵺の陰陽師になります。
去年生き残ったのがあかね噺と暗号学園のいろはなので作品数は同じですが、キルアオと鵺の陰陽師はどちらも中堅としてやっていけそうですし打ち切り作品のクオリティも去年よりは高かったのでどっちかと言えば豊作かな?という印象。
全部しっかり読み込んでるわけではありませんが、ここからはそれぞれの作品について軽く紹介していこうと思います。
テンマクキネマ
「附田祐斗」先生と「佐伯俊」先生の「食戟のソーマ」コンビが手掛けるという事で注目された作品でしたが、21話で打ち切りとなりました。
とにかく全体的に地味でキャラも薄かったので納得の打ち切りでした。
ベテランだからと言ってヒット作が描けるわけでは無いという事を改めて思い知らされました。
キルアオ
『黒子のバスケ』で有名な「藤巻忠俊」先生の作品で、薬で子供に戻ってしまった殺し屋の主人公が学生生活を送るという色々な作品を詰め合わせたようなストーリー。
手堅い人気を誇っていて既に中堅作品として揺るぎないポジションを獲得しています。
悪く言えば古臭いんですが良く言えば王道で、変に期待を裏切らず常に80点以上を出し続けてくれるような作品。
ユニコーンの新キャラを投入していくだけでまだまだ話が作れそうなので安定感がすごい。
ドリトライ
『ボーンコレクション』などで有名な「雲母坂盾」先生の描いた作品で僅か19話で打ち切りになりました。
しかし、終盤のシュールな空気感と「ド級の○○、ド○○だ!」というワードがネット民にウケてミーム化、今では定番ネタと化しあちこちで擦られる伝説の作品となりました。
間違いなく雲母坂盾先生の次回作は「ドリトライの人」という目で見られるでしょうけど(読み切りは自らネタにしてたが)、それを吹き飛ばすぐらい面白い作品になる事を期待してます。
鵺の陰陽師
今回が初の連載となる「川江康太」先生の作品で、大幻妖である鵺と出会った学郎が繰り広げるバトル&ギャグ&ラブコメです。
連載当初は支離滅裂で打ち切りかと思われたんですが、その後独特のギャグセンスと案外面白かったバトルが注目されネットで人気に。
今ではセンターカラーを連発し中堅ぐらいのアンケ順位に上り詰めました。
個人的には最近あまりハマってないんですが、相変わらずネットではすごい人気ですしおそらく中堅作品ポジションに収まりそう。
看板にはなれないでしょうけど刺さる人には刺さる作品として続いてほしい。
アスミカケル
『火ノ丸相撲』で有名な「川田」先生の作品で、祖父に格闘技を習っていた主人公が偶然MMAに出会いどんどんハマっていくというストーリーです。
連載当初は評価こそ高かったんですが、リアル路線と言う事でどうしても地味になり悪い意味でジャンプらしくない作品だったので平均アンケ順位が最下位に。
今では有力な打ち切り候補になってしまいました。
そんなにダメなところは無いんですけどとにかくジャンプらしくないので打ち切りな気がします。
アイスヘッドギル
今回が初の連載となる「蜂矢育生」先生の作品で僅か20話で打ち切りとなりました。
主人公も技もダサいしジャンプではウケづらいファンタジー冒険だったので、何故連載会議を通ったのか不思議な作品でした。
そこまでクソって訳でも無かったけど、勝算があったのかどうか編集部に問いただしたい作品。
魔々勇々
今回が初の連載となる「林快彦」先生の作品で、様々な世界からセットでやってくる勇者と魔王が戦いを繰り広げるストーリーです。
最初は独特のコマ割りが評価され話題になってたんですが、バトル描写が微妙でキャラも増やし過ぎて薄くなりコマ割りも普通になってきたのでアンケ順位がダウン、今では有力な打ち切り候補になってしまいました。
画が上手くなるどころかどんどん劣化していってますしキャラ人気も大して無いので多分打ち切り。
カグラバチ
今回が初の連載となる「外薗健」先生の作品で、父を殺された主人公が残された刀で敵を成敗していくストーリーです。
何故か連載前から海外でバズっていた作品でもあります。
バトル描写と悪役の描き方が上手いんですが、ギャグや顔の描き方に癖があり子供をやたらグロい目に遭わせたりするせいでアンケが不安定、有力ではありませんが打ち切り候補の1つです。
画を崩さず余計な展開せずバトルだけやってれば人気になれそうなので、編集がちゃんと手綱を握って欲しい。
あと打ち切りになったら外国人がすごい怒りそう。
ツーオンアイス
今回が初の連載となる「逸茂エルク」先生の作品で、幼い頃に憧れたスケート少女の真似をし続けた主人公が少女と再開してペアを組むというストーリー。
最初からかなり酷評されており新連載補正が切れた瞬間にアンケドベ組に入ってしまった打ち切り候補筆頭。
ストーリーは面白いと思ってるんですけど画力が残念なのでほぼ打ち切り確定で残念。
グリーングリーングリーンズ
『ビーストチルドレン』というラグビー作品を連載していた「寺坂研人」先生の作品で、ぼんやりと高校生活を送っていた主人公がひょんな事からゴルフにハマるというストーリー。
良くも悪くもジャンプらしくない作品で個人的には好きなんですが、リアルに即したスポーツはジャンプでは長続きしないので打ち切り濃厚。
運よく生き残ってくれないかなと期待してますが厳しそう。
累々戦記
今回が初の連載となる「雨宮ケント」先生の作品で、累(かさね)という妖怪みたいな奴とダブル主人公が戦うストーリーです。
まだ始まったばかりですが設定もストーリーも全てがテンプレで即打ち切りと噂されています。
1話と比べると2話以降はまだ面白かったんですけど、バトルが分かりづらいしメガネの居る意味が今一つ分からないので打ち切りの未来しか見えません。
まとめ
相変わらず大ヒット作は生まれませんでしたが、打ち切り含めてレベルは高いのでどっちかと言えば豊作かな?って感じでした。
とはいえ、このまま呪術廻戦・ヒロアカが完結したらワンピースだけの雑誌になってしまうので暗黒期は続いてます。
逃げ若や夜桜やアンデラじゃなくて早くサカモトデイズをアニメ化してバズらせろ!
コメント
ドリトライと針のおかげで年末笑って年越せた
ドありがとうヘンテコ漫画
魔々勇々は魔王ママのとこ掘り下げてほしいわ
ママが脇役みたいになっちゃいましたね
ドリトライってライトウィングみたいな漫画だよね
鵺は次のアンデラみたいなポジに収まりそう
的確な例えありがとうございます