深東京とは
2022年5月29日から連載スタートした作品で、作者は少年ジャンプで連載していた「エニグマ」が代表作の榊健滋先生。
榊先生は「ピューと吹く!ジャガー」でお馴染みのうすた京介先生の奥さんである事でも有名です。
罪を犯した者が落ちて裁かれるという都市伝説「深東京」。
そんな深東京に主人公たちを含む高校生40人が落とされ、そこで命を懸けたデスゲームを繰り広げるというのがあらすじ。
閲覧数
ジャンプ+はアプリの方だと作品ごとの閲覧数が見られるのですが、以前まで日曜日の1位だったステージSを抜いて深東京が1位に躍り出ています。
この記事を書いている時点ではまだ5話しかやってないものの、中々の勢いです。
罪人判定
あらすじを見るとシリアスな作品に見えますし実際内容もシリアスな筈なんですけど、色々とガバガバな点や独特の空気感でシュールギャグを楽しむ作品になっている気がします。
まず高校生40人はイジメていた先生がそれに耐えかねて農薬を飲み死んでしまったので深東京に送られました。
しかし、イジメていたのは実質3人で主人公2人はイジメっ子から先生を助けようとしていましたし、他の生徒たちは傍観しているだけでした。
それなのに全員を恨んで死んでいっただけで直接手も下してないのに罪人扱いという事で全員落とされる、酷いガバガバ判定です。
それで裁きだ何だと言われても説得力に欠ける。
お漏らし
何故か深東京ではやたらとお漏らし描写が多いです。
1話ではイジメられていたヤブチ先生(おっさん)が漏らしてましたし、その後は委員長が漏らした上に何回もパンツが汚れた事を報告してきます。
恐怖の表現としてお漏らしは使われますけど、まだ最初の敵すら倒せて無いのに何回もパンツ汚れた報告されると最早ギャグなんですよ。
「今後は委員長の漏らし具合で敵の強さが測れる」とか言われて早くもネタになってるし。
榊先生の作品を今まで読んだ事が無いんですが、キャラにお漏らしさせるのが恒例なんですかね?
アクションシーン
決して画力が低いわけでは無いんですが、絶妙に躍動感の無い所やテンポの悪さ、沢山居るはずのキャラが描き切れておらずシーンによって消え失せている所などが相まって全体的にシュールで独特な空気感が漂っています。
また、デスゲームによく居るIQ3のバカどもが使えもしない銃を乱射して味方を殺すシーンは古典的かつ滑稽すぎて笑えました。
個人的には殆どのコマに中途半端に使われている集中線と全ての物音に効果音を付けている部分がシュールな空気を生み出してしまっていると思う。
まとめ
主にガバガバさとテンポの悪さのせいで4話は結構コメント欄が荒れて、怪獣8号と同じく殆どのコメントが削除されてました。
しかし、5話になってからは「これもしかしてシュールギャグなのか・・・?」と気づいた人が多かったようで、コメント欄がちょっと平和になってました。
作品の方向性としてはあのシュールギャグの金字塔「彼岸島」に通ずるところがあります。
まだまだ彼岸島には及ばないんですが、連載が続けば更なる迷シーンが見られるんじゃないかと思うので個人的には期待してます。
ただし売れるかどうかは知らない。
コメント