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米国著作権局の見解
画像生成AI「Midjourney」のイラストに著作権を認めず 米著作権局の見解
アメリカ合衆国著作権局（U.S. Copyright Office）が、画像生成AI「Midjourney」で生成したクリス・カシュタノバさんの漫画『Zarya of the Dawn』内のイラストについて、彼女に著作権は認められないという...
kai-you.net
詳しい内容はKAI-YOUにまとめてあるのでそっちを読んで欲しいのですが、簡単に言うと「イラスト生成AI「Midjourney」で生成したイラストについてテキストプロンプトを入力したユーザーに著作権は認められないという見解を米国著作権局が示した」という話です。
このニュースを見てやらおんやオレ的ゲーム速報などは「AIイラストに著作権は無いと米国が発表！」みたいなまとめ方をして記事を投稿していました。
しかし、これは明らかに誤解を招くタイトルと内容の記事です。
誤解されている部分
ソースを読めば分かるんですがこの件について色々と誤解されている部分があります。
誤解されている部分
- そもそも米国の話であって現時点では日本とは関係ない
- 米国著作権局がこういう見解を示したというだけで別に新しい法律ができたわけでも裁判の判決が出たわけでも無い
- 今回はあくまでMidjourneyというAIで生成したイラストの話であって、AIイラスト全てを指した話ではない
- Midjourneyはどんな画像が生成されるか予め予測できずユーザーが主体性を持っているとは認められないとの事なので、最初から狙った画像を出力できるAIなら著作権が認められる可能性もある
このようにあくまでもAIイラストのほんの一部に対しての話なので、このニュースを見て「全てのAIイラストには著作権が無い」と判断するのはあまりにも早計です。
実際に最近は構図やポーズを指定できるようにAIも進化してきていて狙った画像を出せるようになってきてもいるみたいですしね。
あと「じゃあAIイラストにどれだけ加筆・修正を行ったら著作権が認められるのか」などの問題もあるので、AIイラストについてはまだまだ議論が必要なのでしょう。
まとめサイトの記事に踊らされて「よっしゃ！今日からAIイラストは無断転載し放題だ！」なんて勘違いしてこの記事の人みたいにならないでくださいね。
また炎上
またAIイラスト関連で炎上が発生しました。
コメント
著作権に限らず日本人は人権とかにルーズな感じがあるので軽視されてしまいそうな気はするけど、ＡＩを使って（コラみたいな）イラストができるのって土台になった人たちのお陰だという事を忘れずに利用したいと思ったり。
あとポーズ指定できるなら、指の向きや手の角度とかも調整できるようになるのも時間の問題かも。
既に出来てる可能性もあるだろうけど
人権とか権利って上手いこと綺麗に言ってるけど、所詮一般人を縛って争わせる支配システムだよなあ。それが本当に必要か見直すときでは？