リコリス・リコイルとは
A-1 Pictures制作の完全オリジナルアニメ作品で、SAOシリーズなどの総作画監督として知られる足立慎吾さんがまさかの初監督を務めた作品です。
犯罪を秘密裏に防いでいる秘密組織DAとそこのエージェントであるリコリス(戸籍の無い孤児の少女たち)が存在する世界。
DAの支部である喫茶リコリコで働く主人公の錦木千束と井ノ上たきなが様々な業務をこなしつつ、時にリコリスとして銃を使いガチの犯罪者にも立ち向かうというストーリーです。
twitterでも毎回トレンド入りしてますし、amazonでは円盤全巻セットがランキング8位に入ってたり公式フォロワー数がダントツの伸びを見せてたりと今期最注目と言っても過言ではない作品です。
パンツ回がトレンドに
twitterで「パンツ回」がトレンドに入ってたのはリコリスの4話がそういう回だったからです。
と言っても穿いてるパンツは意地でも見せてなかったので下品な感じでは無く、そもそもこの話の魅力はパンツ以外にありました。
作画
これは4話だけに限った事では無いんですが、リコリスは非常に作画レベルが高いです。
もちろん話数によって差はあるものの、最初から最後まで見て所謂手抜きだと思えるシーンが殆ど無い。
また、昨今は「アニメはとりあえず3話まで見ろ」という風潮があるので3話を超えると終盤までは割と作画レベルが落ちたりするんですが、リコリス4話はむしろ作画レベル上がってるのでは?と思えるぐらいにクオリティが高かったです。
個人的にはキャラの顔とかよりも服のシワや動いた時のヨレ方・なびき方などがすごい拘ってるなと感じました。
日常とシリアスのバランス
4話は前半では千束とたきながデートであっちこっち行って仲良くなるんですが、後半では悪人たちが電車に向かって銃をぶっぱなします。
これも1話からそうだったんですが、特に4話は日常とシリアスのバランスがすごい良かったです。
いきなりシリアスになるんじゃなくて、日常パートから重要な話にシフトしていって更におっさん2人の会話に切り替わってからのシリアスシーンだったので、導入が自然だなと思いました。
また、平和そうに見えてすごく物騒な世界観ともマッチしてました。
見終わった後の感想としては日常回なんだけど、シリアスもありつつ伏線も張りつつって感じで秀逸。
主人公2人の魅力
あとはひたすら千束とたきなが魅力的なのが良いです。
最初は天真爛漫と見せかけて実は冷静だし頭脳派という絶妙なキャラだった千束ばかりがフューチャーされてましたが、千束に影響されて心開いてきてるたきなもベタですが魅力増してきたと思います。
また、キャラを一杯出して数撃ちゃ当たる戦法ではなく主人公2人に絞って全力で描写してるのも潔くて良い。
ただ、それだけに千束がすごい死にそうなキャラなのは不穏ではある。
別に明確な死亡フラグが立ってるわけでは無いんだけど、たきなに託して死んでいきそうな雰囲気がすごいする。
でもそうなったらなったですごい盛り上がりそうなんだよなあ・・・
まとめ
その他にもBGMが良かったりミリオタも納得の武器描写だったりと、総合的に見ても非常に完成度の高い作品だと思います。
覇権!覇権!と騒がれるのも納得。
ただ、この前のパリピ孔明みたいに序盤面白いと思ってたら終盤で一気に失速するパターンもあるので油断は出来ません。
実際オリジナルアニメは終わり方でやらかすパターンが多いので、どうか最後までこの調子で行って上手く畳んで名作になってほしいです。
コメント
1話1話しっかり纏まってて、テンポが非常に良い
作画、脚本、音楽、音響、声優の演技、どれもかなりハイレベルで、観てて気持ち良さすら覚える
オリジナルアニメなのでこれからの展開も謎で先が気になりますね
美少女×ガンアクションというベタな題材で、正直最初はあまり観る気なかったんですけど、観てみたらかなり良かったです
当てに行ってる感は凄いですが、それほどにスタッフの本気が伝わる素晴らしい出来のアニメ。人気も納得
観てない人にはとりあえず3話まで観てみろと言いたい
作画音楽などは当然として、構成が素晴らしいですね