経緯
そもそもラノベ古事記というのはKADOKAWAから出版されている人気作で原作者は小野寺優さん。
そして古事記project(こじぷろ)はそのラノベ古事記の二次創作団体です。
NFTというのは偽造不可能な所有証明書付のデジタルデータで、ざっくり言うと仮想通貨で売買するデータです。
それを踏まえた上で、ここまでの経緯は以下の通りになります。
フロア暴落
この炎上を受けて直前まで0.12ETHだったフロア(最低価格)が一時半分の0.06ETHまで暴落する事態に。
なお、その後急な買戻しが入って0.1ETH辺りまで持ち直しました。
ちなみに、この記事を書いている2023年1月2日時点では1ETH=155,136円のレートとなっています。
その後フロアは元に戻っていました。
もっとも、13,888アイテムある中で出品されているのは全体のわずか1%で更にその中でフロア価格付近のアイテムは数十個にも満たないので簡単に操作できるんですけどね。
感想
実際のやり取りメールを見て無いので断言はできませんが、古事記projectが出した声明の内容が組織としてはかなり杜撰な物だった事や、そもそもどこにも二次創作であるという表記が無かったので古事記projectが黙認ベースでやらかしてるように見えました。
NFTってのは歴史が浅いですから、表面化してないだけでこういう問題が山ほどあるんでしょうね。
小野寺さんはとりあえずKADOKAWAを通して相談するとの事で、今後の前例になるかもしれないのでNFT好きは注目の事件です。
追記
新たに古事記プロジェクトから経緯の説明がされていました。
長文なので要約すると下記の通りです。
- 二次創作なのは古事記projectのコンテンツの一部のみでありNFTなどは関係無い
- 古事記projectが営利団体として動く事については承諾を貰っていて、「クレジットも必要無い」と原作者に言ってもらっている
- 黙認すると言われたのは二次創作のコンテンツの使用料についてのやり取りや明確に二次創作を認めてもらった後の話
つまりNFTはラノベ古事記の二次創作では無いし何の問題も無いという主張です。
また、原作者の小野寺さんが上記のようなツイートをしていました。
全体を通してただの口約束しかしてなさそうな印象を受けたので、KADOKAWAを通して話した方が確実でしょう。
引き続き今後も注目の事件です。
ウルトラマンNFT
ウルトラマンのNFTでもこの件と似たような事が起こっていました。
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