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「カグラバチ」とは
2023年09月18日発売のジャンプ42号からスタートした作品で、作者は「外薗健」先生。
「まどぎわで編む」と「ロクの冥約」という読み切りを過去に掲載していました。
以下あらすじ。
刀匠を志す少年チヒロは、刀匠である父の下で、日々修行に励んでいた。
おちゃらけた父と寡黙な息子。
笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…
血塗られた絆と帰らない日常。
少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す。異才が描く、剣戟バトルアクション!
出典:https://www.shonenjump.com/j/rensai/kagurabachi.html
日常とギャグ
日常描写とギャグにたっぷりと尺を使ってたんですが、そのせいでチヒロが巻き込まれた事件の詳細や国重がどうなったかが不明のまま1話が終わってしまいました。
また、世界観の説明などもろくに無かったのでヤクザを倒しても今一つカタルシスがありませんでした。
1話の途中でぶつ切りになってしまったような感覚で、長い前半パートは2話以降に回想でやっても良かったんじゃないかと思ってしまった。
しかも主人公がダウナーな上に父親がド天然だったので、ギャグ描写がシュールすぎて寒かったです。
正直「父親が死んでるっぽくて良かった」と思ってしまったぐらいこのギャグはいらない。
ただ、今後もこのノリでギャグをやりそうなのが不安。
バトル描写
新連載にしては画力がかなり高く、コマ割りも非常に見やすかったです。
バトルも迫力あって読みやすかったので画はすごいレベル高かった。
アングルも多彩でしたし新人とは思えない。
最初は刀だけで真っ当に戦う作品だと思ってたのでいきなり妖術とか言い出した時は「そっち系か~」と思いましたが、この画でバトルやってくれるなら別に良いかと思いました。
ただ、すごいベタな内容なので画だけで人気出そうと思うと相当なレベルが求められそうですけど。
まとめ
ストーリーや設定にはあまり興味湧かないけど画力で許せるっていうところがサカモトデイズとそっくりでした。
ただ、初期のサカモトデイズはギャグだったのに対してカグラバチはシリアスなので、この構成はもう少しどうにかしてくれとは思いましたけどね。
あと現時点だとキャラが平凡で魅力を感じないのもマイナスポイント。
主人公が少年でダウナーってジャンプでは中々ウケづらいが果たして。
期待と不安が入り混じる1話でした
海外でバズる
海外でバズっているらしいです。
コメント
この手の黒ずくめダウナー主人公はDTBくらいキャラとか設定ないと見る気がしない…
というかこれなら一話で敵の妖術師と戦わせるべきだろ
今一つ盛り上がらない1話でした
すごく残酷な話ですが…。新人さんの読切では時々「すごい楽しいことをやっています」の記号として、序盤に長めのコメディやギャグが入ることがあります。面白ければいいのですが、つまらなければ読むことをやめたいくらいのストレスです。ギャグに自信がなければ読切ごとに少しずつ増やして様子を見る、色々な人に意見を聞くなどしましょう。オシャレも同様です。
序盤のギャグで松井先生の言ってた漫画論を思い出した、ああいうギャグを長々見ると後半のバトル部分もっと見せてほしいってなる
見事に滑ってて居たたまれない気持ちになりました