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9月3日ライブドアニュースに「自転車二人乗りに個人情報流出『耳をすませば』にコンプラツッコミ殺到?」という記事が投稿されました。
この夏は金曜ロードショーでジブリ作品が次々と放送されてるわけですが、8月26日に放送された「耳をすませば」にコンプラ的な観点からツッコミを入れている人が殺到しているらしいです。
それが自転車の2人乗りと図書館の貸し出しカードからの個人情報流出の2点です。
実際どれぐらいツッコミが殺到しているのかは知りませんが、記事タイトルで殺到の後ろに「?」が付いているので多分殺到はしてないんでしょう。
私も偶に使ってしまいますが、過激なタイトルを付けつつ裏付けする必要の無い便利な手なんですよ。
現実とフィクション
まず大前提としてこの作品は27年前の1995年に公開された物なので、そもそも令和の今とは世の中の感覚が全然違います。
まあ図書館の貸し出し情報の秘密は守られなければならないというルールは公開当時からあったそうですが、それに今ツッコミを入れても仕方ない。
ただ、それとはまた別に今回の記事を見ていきなり「世の中には殺人を犯してる作品がいくらでもあるのに何を言ってるんだ!」というようなキレ方をする人がtwitterで結構居て、それはそれで話を飛躍させすぎていてどうかと思う。
2人乗りは気軽にマネ出来ますが、殺人をマネしようとは普通思わないでしょう。
そもそも、殺人を犯す描写のある作品の99%は何らかの形で最後に犯人が罪を償うので結果的にコンプラは守っています。
殺人を犯してるのに何の罪悪感も無く罪にも問われない犯人が居る作品ってアニメ・実写問わずそうそう無いでしょう。
もちろんフィクションなので「別にそれも良いじゃん」って話なんですが、見ててモヤモヤする人が居るのもまた事実。
以前アニメ「スーパーカブ」で2人乗り問題が話題になった時と似たような話ですけど、個人的には簡単にマネが出来る・本人たちが本気で悪いと思ってない・本人たちが何の罰も受けないの3点がフィクションでも批判されるかどうかの重要なポイントだと思います。
規制しろなんて全く思いませんけど、人によっては見ててモヤモヤする事があるのは自然なのでそういう意味で今回のような批判の声があるのは理解出来ない事でも無い。
実際私もタバコのポイ捨てが死ぬほど嫌いなので、フィクションとはいえカッコイイ仕草としてタバコを吸ってるキャラがポイ捨てして何のお咎めも無いとイライラしてしまいますし。
まとめ
テレビ番組みたいにコンプラを意識して規制が進む流れになったらヤバいですが、今回はモヤモヤした人がツッコミ入れてるだけの話です。
しかも多分そんなに数は居ないっぽいので、この記事を見て烈火のごとく怒ってる人たちこそ落ち着いた方が良いのではと思いました。
新作「君たちはどう生きるか」を見た感想
新作「君たちはどう生きるか」を見た感想です。
コメント
フィクションと現実を混同するな
これだぞ
ハードボイルドなナイスガイが外で吸った吸殻を携帯灰皿にきちんとイン・・・舞台が現代や未来ならそれもアリかな。
時代モノだったらズッコケてしまうが。