今回はどうなったのか不明だったスカラマシュのその後とはっきりしなかった過去についてのストーリーになります。
スカラマシュが味方になる事については賛否両論ありましたが、割と多くの人が納得できる内容になっていたかなと思いました。
内容
間章というだけあって前回の大団円を迎えた3章・第5幕と比べると派手に盛り上がる内容ではありませんでした。
更にがっつりスカラマシュに焦点を当てた内容となっているのでスカラマシュ自体を好きか嫌いかで印象も全く変わってきそうですが、嫌いだと思っているユーザーも割と受け入れられる内容になっていたと思いました。
また、スカラマシュ以外の世界樹や降臨者に関するストーリーが面白かったです。
スカラマシュに対する態度
哲平の事などもあってどうしてもスカラマシュを嫌いなユーザーは居るわけですが、旅人もパイモンもスカラマシュの事は許さないという態度で終始ストーリーが進んでいくのが良いと思いました。
パイモンに関しては過激派アンチぐらいの勢いで嫌っています。
哲平の事だけではなくこれまでずっと敵対してきたわけですから急に仲良しこよしになっちゃうとおかしいですからね。
まあ専用の魔神任務まで作って仲間にしてる時点で贔屓されてるのは事実ですが、そこはしっかりしてて良かったです。
そして世界樹からスカラマシュ・散兵・傾奇者の情報を消し去り放浪者となった後にもナヒーダが「あなたの身から過去が消えるわけではないわ。」と釘を刺していますし、放浪者自身も「忘れてしまった雷電五箇伝の末裔たちに自分の罪を知らせてくれ」と言っています。
「皆忘れたから今までの事はチャラ」じゃ無責任ですからね。
最後まで態度を軟化させずスカラマシュも過去の罪はちゃんと背負っているので、スカラマシュを嫌いだった人にも配慮ができているなと思いました。
もちろんそれでも嫌いって人は居るでしょうけど、それも自然な感想だと思います。
博士
結局昔たたら砂で起きていた事件に関しても全ての元凶は博士であり、その任務を命じたのは道化でした。
そのせいでスカラマシュは丹羽に裏切られたと勘違いし結果的に執行官の散兵になりスメールで神になろうとしたので、最初からスカラマシュは博士の操り人形であり実験道具だったという事です。
スカラマシュへのヘイトが殆ど博士や道化に向くようにストーリーが作られていたわけですが、その分博士のヘイトは今や尋常ではありません。
もう全ての元凶ぐらいの描き方されてますからね。
これでタルタリヤやスカラマシュと同じくプレイアブル化したらさすがに炎上しそうなので、淑女のように悪役として散っていってほしいです。
あと博士が最初はフォンテーヌのエッシャーという職人になりすましているんですが、丹羽を殺して正体を明かすところで急に声がエッシャーから博士に切り替わったのはちょっと鳥肌が立ちました。
おそらくエッシャーも関俊彦さんが演じてると思うんですけど、素晴らしいなと思いました。
「ゼッタイニコウカイスルヨ!」は忘れてください。
双子の片割れとカーンルイアと天空
そもそも今回の目的は世界樹と繋がりができたスカラマシュに降臨者の情報が世界樹にあるかどうか検索してもらう事だったわけですが、結局降臨者の情報は世界樹には残らないという事が改めて分かっただけでした。
そうなるとやはりアビスに居る双子はテイワット人という事になってしまうわけですが、スカラマシュ曰く「双子がテイワットに初めて降臨した場所がカーンルイアでそれこそが世界樹に記録されていた理由」との事です。
という事は私の考察していた「双子は偽物・またはクローン説」もまだ可能性はありそう。
更に双子がテイワットに降臨した原因は天空が召喚に応じたからだそうです。
これはかつてカーンルイアで宮廷魔術師を務めており双子と一緒に過ごした事もある道化からの情報だそうです。
「天空って何?」と思う人も居るでしょうけど、これはおそらく天空の島とそこに住む神々の話をしていると思われます。
ゲーム内では初期のウェンティの話以外で殆ど触れられた事は無かった気がしますが、漫画の方では割と触れられてるので気になった人は読んでみてください。
天空に関する考察記事もいつか書けたらいいなと思ってますが、今のところ天空と降臨者・カーンルイアなどの関係はまだまだ謎なのでいつになるかは分かりません。
世界樹と童話
今回ナヒーダによって「童話として物語を書き起こしておけば世界樹の改変の影響を受けない」という事実が判明しました。
スカラマシュが自分の情報を世界樹から消しても直接スカラマシュを登場させていないぼんやりとした童話は消されないという仕組みだそうです。
どうりで原神はちょくちょく可愛らしいイラストの童話が挟まれるわけだと納得いったわけですが、それと同時に「これだけの童話が残されているという事はそれだけ世界樹の情報が書き換えられてきた可能性があるのでは?」とも思いました。
これもまだ現時点では不明な事ばかりですが、ワクワクを掻き立てますね!
世界樹の改変と謎の声
最終的に放浪者は風の神の目を手に入れスカラマシュの記憶を取り戻しとりあえず旅人たちに協力してくれるという事で丸く収まりました。
しかし、最後に謎の声が旅人とパイモンに語り掛けてきます。
ここは既に別の記事で書いたので詳しくはそちらを見てほしいのですが、結局のところそこら辺の人が世界樹の情報を書き換えたとしても人々の記憶が書き換わるだけで過去に起こった出来事が変わるわけでは無いそうです。(神なら少しは可能性あり)
だからスカラマシュの事でパイモンが驚いて割った瓶は世界樹からスカラマシュに関する情報を消してもそのままだったという事。
つまり丹羽も哲平も生き返るわけでは無いと。
世界樹の情報を書き換えるたびに別世界になってしまうとストーリーの軸がブレてしまうなと思ってたので、個人的にこの展開は非常に有難かったです。
まとめ
私はそもそもスカラマシュのキャラにハマってなかったので放浪者になってもそんなに好きでは無いんですが、ストーリーの内容自体はまた世界の核心に迫る情報てんこ盛りで面白かったです。
あとストーリーの内容的にまた万葉出て来るんじゃないかと思ってましたが、さすがに出てこなくて良かったです。
その代わり今度は放浪者が度々出てきそうですけど、あんまり出し過ぎるとまたヘイトを買うので贔屓もほどほどにしてほしいなと思いました。
そして次からはいよいよフォンテーヌ編!
どんなストーリーが待ち受けているのか非常に楽しみです。
フォンテーヌは裁判がモチーフという事で逆転裁判みたいな内容を密かに期待してます。
パイモンの嘘疑惑
パイモンがある台詞から嘘を付いている疑惑をかけられていました。
第3降臨者
魔神任務第4章 第5幕で第3降臨者について触れられていました。
コメント
今回のストーリーですらンホり憎しで内容読めてない人かなりいたな
タルタリヤみたいな感じで何事も無かったかのように相棒面されるより自分はしっくりきたかな
しかしここまでいいストーリー見せられると稲妻メインシナリオと今年の金リンゴはなんだったんだ…ずっと今の調子で頑張ってほしい
重要な情報だらけだったのでスカラマシュ憎しで見ないのはもったいないなと思います
本当にスメール編からシナリオライター変わったんだなって実感できる
稲妻までの原神ストーリーはダイン絡みじゃないと面白くなかったけど最近は全部面白くていいね
スメールから一気にクオリティ上がったのは感じますね
記憶が無くなってまっさらな状態になった散兵に自分から過去の罪と再び向き合うことを選択させたのは個人的に凄く納得の出来るストーリーでした
今回の任務で語られたことは元々世界任務などで貼られていた伏線を回収していてクオリティも高くて面白かったです
スカラマシュ嫌いな人にも配慮した内容でしたね
散兵に改変された記憶では、神の素体も神の目の入れ物もないのに博士が実験提案して、さらにクラクサナリデビが居る(マハールッカデヴァータの改変で同格の神として居た扱い)のに、真の神をもとめて実験に協力する教令院とかいう意味わからんことになってる。
博士位の頭脳だと自分で違和感に気づきそうだけど…
みんな忘れても自分と放浪者には罪を忘れさせないというスタンスは良かったのは同意。でも命名は余計かな…
そもそも博士の事だからバックアップ取ってても不思議では無いです
他の矛盾した記憶としては、邪眼工場で八重が雷神の心を渡したのは散兵だからだと思うんでつじつまが合わない。記憶でいたのが淑女だと渡しても博士の手に渡らないでしょうし。
後は放浪者も謝ってましたが、鍛冶師の一族を惨殺したのが傾奇者ではなく無名の鍛冶師になっていて結果汚名がひどくなっている。桂木も裏切ってなかったので記憶も現実もかなり悲惨なことに。
童話でバックアップの件はリサの伝説任務でアビスが図書館から絵本盗んだ伏線にもなってますよ。
世界の記録や記憶の改竄をこんなに簡単に頻繁にされると、都合のいいように表面上の辻褄合わせができてなんだかなぁという気持ちにはなる。(出来るのが神レベルであっても)
それに事実(結果)は変わらなくても、過程の行動やそれに伴う感情は勝手に植え付けられた偽物だから気持ち悪さを感じる。
放浪者はバックアップのおかげで色々返ってきたけど、彼に関わった人達はまるで舞台上で配役を指定されて行動に伴う感情は強制的に植え付けられたもの。
細かくそれぞれの視点で考えると行動原理の違和感も残るから個人的にはまだもにょってる。
無料ゲーでここまで出来がいいのは凄いから楽しませてくれて感謝だけど、気になるものは気になってしまう。
別件ではアーカーシャ端末も人に強制的に感情を植え付けたり、夢で同じこと繰り返させてたよね
そういった話が多いのは不変で絶対的なものは無いということや、真実と嘘の曖昧さがスメールの魔神任務全体のテーマとしておそらくあるからじゃないかな
確かにテーマはあるだろうし旅人バックアップの重要性を示す事になった訳だけど。今まで森は全てを記憶するって繰り返してアランナラ達が記憶や生き方を犠牲にして森と樹を守ってきてたのに、実際は全て記録されてないどころか都合よく消去されてたり偽りのデータに置き換わったりしてたらえ?とはなるかもね。
消去時に検索ワードに引っかからないように童話とか直接的に書かずにデータをプロテクトすればバックアップが可能(欺ける)だった事が救いかな。
全ての事象は無理だけど勘づいてる誰かが残してる可能性はまだある。
フォンテーヌはまだまだ先でしょう。早くて来年秋頃では?稲妻からスメールまで結構待たされたし、スメールも探索場所が33%残ってるので。
今回のストーリーで気になったのは、スカラマシュがアビスに潜っていた?とか言われていた事。それと、結局スカラマシュとはロボ戦以外戦っていないので、執行官時代はどんな能力でどんな戦法をしていたのかも気になるなぁ。
ほたちんの塩対応たまらないんじゃ