\TRY NOW!/
また姫野の再放送
前回に引き続き今回もまた姫野の再放送からスタート、さすがに前回ほどでは無かったものの1分半ほどの尺を使っていました。
もう完全に制作陣が姫野好きなだけじゃないですか
今までそんな長尺使って振り返りなんてしてなかったのに、何で姫野にスポットライトが当たった瞬間にそんな尺使って何回も同じところを別アングルから描写したりするのか?
しかも前回と今回でヘビの悪魔の消える時の煙の有無や姫野の眼帯の質感が全然違うという噛み合わなさ。
そこはちゃんと合わせないと、前回と今回で別世界みたいになっちゃいますよ。
チェンソーマンとサムライソードの戦闘
前回は残念だったサムライソードの戦闘でしたが、今回は変なアングルやもっさり感が無くまだ良かったと思いました。
ただ、この戦闘はそこまで重要ではなく人質を取ったデンジが無様に真っ二つにされる以外特に見せ場も無いので、前回の戦闘をもっと上手くやってくれって感じ。
BGMが今一つ盛り上がらないのはいつもどおり。
沢渡の爪
ヘビで丸のみした際の沢渡の代償が原作だと爪4枚だったんですが、アニメでは何故か1枚に改変されていました。
その改変要る?
原作より爪を代償にしている事が分かりやすく描写されていたのは良かったですけど、丸のみで1枚しか消費しないんだったらコベニにも丸のみ使えば良かったよね?って話になってくる。
何か意図があるんだったら良いんですが、これまでも意図がよく分からない改変・改悪があったのでそこまで考えて無いような気がしてしまいます。
マキマの着替えと犯罪者の食事シーン
原作だといきなりマキマが準備完了した状態で遠隔攻撃し始めるんですけど、アニメではマキマの着替えシーンと生贄にされる犯罪者たちの食事シーンが追加されていました。
そのアニオリ要る?
マキマを着替えシーンで色っぽく描写していましたが、デンジと絡むわけでも無いこの回に色っぽさは不要だと思うんですよ。
それに犯罪者たちの最後の食事シーンも特に必要性を感じませんでした。
犯罪者たちを人間らしく描く事でマキマの残虐性を表現するにしても、こいつら終身刑以上だから感情移入とかもできないし・・・
あとこれは私も詳しくないので分からないんですが、護送車の中で全員手錠を外して食事してましたけどこれって普通なんですかね?
護送車から降りる時には全員手錠してましたけど、終身刑食らってるような奴らに手が自由の状態から手錠かけるって危なすぎない?
手錠の悪魔でも居るのか?
ちなみに、原作では何故かノーリスクで最初の2人を殺したように見えてたんですが、アニメではよ~く見ると最初に2人犯罪者が倒れててアップは10人、俯瞰では12人になってたのでそこはちゃんとしてるなと思いました。
もう少し分かりやすく描いた方が良いとも思いましたけどね。
コベニの弾切れ改悪
今回の中で最悪だったのがここです。
ここのせいで一気にクソ回と化したと言っても過言ではない。
原作ではサムライソードの背中に2発撃ちこんだ後に弾切れを起こしたので、仕方なくデンジを盾にして沢渡の銃撃を防ぎ逃がしてしまうという流れでした。
しかし、アニメでは弾が残っており更に沢渡の銃撃を見てから避けるという描写まで追加されているのに、モタモタとデンジの所に行って盾にしながら車を撃つという流れに変更されていました。
意味が分からん!
弾が残ってて相手の銃を避けられるなら沢渡たちが車に乗り込む前にさっさと撃ち殺せばそれで終わりなのに、乗り込むまでわざわざ待ってあげてる。
しかもノールックで後ろのサムライソードに当てられる技術を持ってるのに、何故走り出してもいない車の運転席でモタモタしてる沢渡に当たらない?
原作との違いどうこう以前にアニメ単体として見ても矛盾してます。
私の勝手な予想ですが、どうせ車の中に居るキャラが外から銃撃を受けてるという如何にも映画らしい描写がやりたいから改悪した気がします。
ちなみに、最後のガラスを割った時点で弾切れしてホールドオープンしているので逃げる車に撃たないのは矛盾してない。
ハッキリ言いますけどこれは完全に制作側の自己満足ですし、おかしいと思わないのもヤバイ。
映画特有の都合よく撃たなかったり当たらなかったりする事を表現したいんだとしたら、そんなの要らないから原作通りやってくれ。
もしかしたら「オートマだと弾切れしてもカチカチなんてならないよ」という銃オタがこの改変をしたのかもしれませんが、それよりも気にするところがあるでしょ。
更にコベニがサムライソードを撃った後から一々もっさり感がすごくて、緊張感もクソもありませんでした。
つい数秒前までヘビの尻尾の上を飛んだり跳ねたりしてたキャラと同じとは思えない。
あまりにも酷すぎた。
ED
サムネからマキマEDと見せかけてまたしても姫野EDです。
もう3回目なんですけどさすがにやりすぎでしょ。
今回はどう考えてもマキマ回なのに制作陣が姫野贔屓しちゃってる。
曲も今一つピンと来ないしうんざりしながら聞いてました。
総評
チェンソーマンとサムライソードの戦闘はまだ良かったのに、コベニの最低な改悪ともっさり銃撃戦で台無しになりました。
段々全体の作画レベルも落ちて来たし音響の微妙さも相変わらず。
やりたい描写を優先して原作を蔑ろにしないでください。
そんなのはオリジナルアニメで思う存分やってください。
つまらないだけじゃなく不愉快な回でした。
別の会社がまたチェンソーマンのアニメを作ってくれるって言うなら今すぐにでも切って記憶から消し去るんですがね・・・
追記
色々と違和感のある部分についての記事です。
10話の感想
10話の感想です。
コメント
1話でデンジがゾンビから逃げるシーン、ゾンビ映画でよく見る「ロッカー倒し」をやりたくて、デンジがロッカーを倒してゾンビの道を塞ぐアニオリを入れた
と脚本の瀬古さんがインタビューで言ってるのを思い出した。
藤本タツキの映画好きというのに乗っかって監督とか脚本がキャッキャしてるのを見せつけられてるだけなんよな。。。
それは初耳です
本当に言ってたんだとしたらやりたい事のためにおかしな改変してるのも十分あり得ますね
作りたいシーンの為に無駄な改変して整合性めちゃくちゃにするのマジでやめて…
勘弁してほしいですよね
コベニの弾切れの改悪ほんとに同意
Twitterとか絶賛ばっかで草
他はともかく、コベニの改変を絶賛するのだけはあり得ないです
原作知らなかったから、なんであの身体能力と射撃能力で取り逃すのか意味不明だった。
原作だと近寄った段階で弾切れてたのね…
アニメ単体で見ると訳が分からないですよね
とにかくBGMがしょぼすぎる…ずっと楽しみにしていたサムライソード戦もBGMがしょぼいせいで全然気持ちが昂らない。
MAPPAのおかげでアニメにおいて音響、劇伴は作画よりも重要なんだなと思い知った。
水星の魔女のメインテーマがyoutubeで公開されたけどホント劇伴の力の入れ方がこのアニメと全然違う。
聞くだけでアニメの情景、主人公のセリフが頭の中に浮かんで鳥肌が立つ…
アニメにおいてというのは言い過ぎな気もしますが、雰囲気作りにおいてはBGMが最も重要だと思います
チェンソーマンのBGMはどれも記憶に残りませんからね
マキマの着替え、囚人の最後の食事?を見た瞬間、まーた気色悪いアニオリを入れおって!とゲンナリ。囚人も人間でしたよと言いたい?いちいち小手先なんだよなあ。で、そんなシーンに限って謎に作画に力入れてる。その時間とエネルギーをデンジのバトルシーンに使ってほしい。チェンソーマンはバトル漫画です。
デンジが復活したとき明らかに既にある窪みにチェンソーがハマる描写があったけど意図的だとしたら意味が分からないしめちゃくちゃ作画ミスな気がする。
私もそこ気になってて見返しましたが傷つけないように窪みにチェンソー通してるみたいでシュールでした
作画ミスっぽいですね
見てないけど草
やっぱり作画微妙回でしたよね!?
SNSでは作画すごいであふれてて全然作画すごいアニメ見たことないのでは?と思いました
あとふつうはスラックスの前を閉める前にシャツ入れますよね…?
あそこのコンテ切った方はスーツ着たことないのかな
こちらのブログでは触れられてませんが、荒井の命でコベニが助かってる感も全然出てなくてそこもがっかりでした
アニオリの追加描写は良かったと思うけどなあ。
囚人たちの食事シーンは前話の飲み会と対になってて、「マキマの奢り」で食事をさせるってのが「支配」の第一段階になってる描写だし、第2話のデンジも最初にまず食事をマキマに奢ってもらってる。
それと着替えシーンはマキマの身体がスーツに通されていき立体性を帯びていくことが、消失した姫野や圧殺される銃撃犯たちの残された衣服の平面性と見事に対置されてる。
で、コベニの弾切れ問題だけど、あれを原作通りに映像作品でやると恐らく緊張感が弛緩してしまう(映像は時間表現だから、時間を主観的に圧縮できる漫画とは異なる)。
もはやコベニから銃撃される危険性が去ったのに、慌てふためいて車に乗って撤退する姿は少し滑稽に見えてしまうと思う。
ここは緊張感を持続させるためにコベニの弾切れを先延ばしにしたのと、もう一つは因果応報の意趣返しって要素もあって、姫野の死と銃撃犯の死が平面的な衣服で対応しているように、銃撃の主犯である沢渡たちも逆に銃撃の恐怖に晒され続けていなければいけないという演出上の倫理性があったのかもしれない。
良いと思うのは個人の感想ですが
円盤売り上げの振るわなさを見る限り視聴者の大半はそうした細かな小手先の理屈によるアニオリ要素ではなく
原作に忠実である事を望んでいたのだろうと思います