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キコルの回想
前回「なんでキコルじゃなくて東雲小隊長なんて脇役のところに来てるんだ」とツッコんでましたが、キコルが自ら敵を倒すから助けに来なくていいと断っている場面がありました。
これに関してはカフカとキコルの関係性を考えると自然な会話ですし、キコルの成長も表現できているので良い描写でした。
ただ、「また回想からスタートな上に後付けかよ」とは思いましたけどね。
しかいし、この後から怒涛のガバガバ展開が始まります。
カフカの台詞
東雲小隊長に下がれと言われたカフカが「心配ありがとうございます」と返してるシーンは一見ピンチに現れた主人公がかっこつけてるシーンに見えます。
しかし、実際は命令を無視して出て来たから下がれと言われてるのであってそれに対してこの返しはおかしいと思います。(9号以外に負けると思ってる東雲もおかしい)
「お前は9号への切り札だ、私たちは良いから下がれ」
「これ以上味方が傷つくのは見てられません。後は俺がやります」
というやり取りの方がずっと自然なので、ここの台詞はかなり引っかかりました。
フォルティチュード
今回の最大ガバガバポイントがここ。
怪獣13号が本気を出してフォルティチュードが9.2まで上昇し、東雲がカフカに逃げろと言うシーン。
怪獣8号は大分前にフォルティチュード9.8だったんですが・・・
怪獣8号のフォルティチュードが9.8以上なのは周知の事実だったはずですが、何故それよりも低い9.2を見て焦る?
マジで意味が分からない。
まさか松本先生は以前に怪獣8号のフォルティチュードが9.8だって描写した事を忘れてるんだろうか?(しかも修行で更に上がってるだろうし)
読者側からしても9.2って言われた時点でカフカの勝ちが確定してる出来レースなのでワクワク感も無い。
ガバガバ作戦
怪獣15号が「怪獣8号の抹殺には複数体でかかる手筈」と言ってたんですが、だったら最初に5体が出現した時に怪獣9号が「怪獣8号が居ないのは意外だったが」と言ってたのは何故?
複数体じゃないと倒せない怪獣8号が出てくると思ってたのに5体を分散させてるって矛盾してると思うんですけど。
仮に最初からカフカが出てきて各個撃破されてたらどうするつもりだったのか。
そしてさっさと始末しないといけないなら怪獣15号がだらだらと精神攻撃を仕掛けていたのは何だったのか。(通信だけで破られてるし)
あとキコルは何回やられて覚醒してのパターンを繰り返すのか。
まとめ
酷いガバガバ回でしたが、あまりにも今までが酷くてハードルが下がっていたのかコメントは絶賛の嵐でした。
まあカフカが暴れてれば何でもいいって人も多いんでしょうね。
話の内容とコメントも含めて悪い意味で実に怪獣8号らしい回でした。
コメント
後出し回想にしたって、そこに至るシーンを事前に挟んどいて「実はあの時」ってやるなら不自然じゃないと思うんですけど、この漫画にそういうの無いですからね。
底上げ弁当食べる気分を味わえる貴重な漫画。