TRIGUN STAMPEDEとは
TRIGUNの名を冠してはいますが、オリジナル新作アニメとして発表されており制作スタッフ・キャスト・世界観・キャラ設定など全てが一新・再構築された作品です。
雑に言ってしまうとTRIGUNを原作とした派生作品みたいな物。
制作はアニメ「宝石の国」で有名なオレンジでフルCGアニメとなっています。
オレンジのCG
さすがオレンジだけあって嫌なCG臭さは無くアニメらしいCGで、表情や動きが豊かで滑らかでした。
ただ所々で「やりすぎでは？」と思う部分もあって、特にメリルの動きや表情はオーバーリアクションでピクサーアニメみたいでした。
別にピクサーが悪いってわけでは無いんですけど、荒廃した世界観と全体的に可愛らしいCGが単純に相性悪いなと感じてしまいました。
この作品をフルCGでやる必要はあったのだろうか？
クラスター
まずヴァッシュを生け捕りにしなければいけない筈の憲兵がいきなりクラスターを撃って辺り一帯を吹っ飛ばそうとしたのが意味不明でした。
自爆好きのイカレ野郎とかいう設定だったら納得なんですが、ちょっと煽られたぐらいで憲兵があそこまで狂気に走るのはさすがに説得力に欠ける。
また、ヴァッシュがモタモタしてる間ずーっと落ちてこないクラスターもさすがにおかしいだろとツッコんでしまいました。
時間にして約3分、携帯型のミサイルでどこまで上空に撃ち上げてるんだ。
基本的に私は脚本とは違い物理的なガバガバはある程度スルーするんですが、さすがにこれはスルーできませんでした。
あと最終的に投げた岩を銃弾で砕いて破片でクラスターを防いだわけですが、岩を投げる素振りすら見せなかった1発目・2発目はどうするつもりだったのか。
クラスターの場面はツッコミどころだらけで素直に楽しませんでした。
過去作との違い
私は過去作のTRIGUNをあまり知らないので気にしてませんでしたが、ヴァッシュのキャラの違いやメインキャラの設定変更・ミリィ削除なども過去作ファンの中では賛否両論のようです。
声に関してはヴァッシュが見た目とちょっと合ってないなと思いました。
まあどうしてもこういう新生作品は過去作ファンの中では賛否両論になってしまうので避けられない問題ですね。
まとめ
純粋にCGの映像美を楽しむならいいんですが、1話からこの調子だとまた脚本やアクションシーンで引っかかる場面が多々ありそうな予感。
このガバガバさは1話だけだと良いんですがね。
2話の感想
2話の感想です。
コメント
スクショ見るとクラスター爆弾の子爆弾の方にに滞空時間を伸ばす羽根が付いてるけど、実際にはこれは親爆弾(キャニスター)の方に付いてるもので、滞空しつつセットした高さになると子爆弾をばら撒くようになってるんですよね (現実のクラスター爆弾なら)それでもサッカーコート3面分くらいは爆破できるけど
子爆弾に羽根が付くと着弾までのタイムラグで逃げ・対策がしやすくなるし密度が低くなっちゃうけど、それをスルーするとしてもまぁ3分は長いよね そこからさらに目標を追尾してくるとかなら別だけど
敵味方ともにキャラに原作にあったハジけた感じがないのはやっぱマイナスだなー
クラスターの件はご都合以外説明のしようが無いです
原作殆ど知らない私でもこれなので原作勢の違和感はすごいでしょうね
今本編映像で見たんですが最初に大型弾筒を打ち上げて、そこから子クラスター爆弾がバラ撒かれて(スクショの回転翼付き)、そこからさらに孫爆弾(黒い粒状爆弾)をばら撒くような仕組みになってましたね ヴァッシュが撃った石の破片で壊れた小爆弾から黒い孫爆弾がこぼれて誘爆して一掃された感じです
あとクラスター投射から爆発まで測ったら4分でした 長い！
原作がリブートしてから何年かは追い続けたけど、結局終わる気配もおもしろくなる気配もなく、ただポストアポカリSFの雰囲気がいい感じなだけでおもしろくはない。（ならない）
今調べたら一応完結してたのね。リブート前の軽いノリが一番良かったというオチ。
原作と初期アニメのファンです。アニメを観て原作を買ったクチですが，原作もアニメもそれぞれ最終話まで一貫性があり，世界観に酔うことができました。
そんな私からすると，新作アニメとして絵柄が変わるのは仕方ないけどキャラや設定まで変わるのはいただけません。1話の途中まで観たけど耐えきれなくて観るのを止めてしまいました。楽しみにしていたのでとても残念です。