銃の悪魔の被害描写カット
既に記事にしている通り5話では原作にあった「銃の悪魔が各国にもたらした詳細な被害者数と上陸時間」がカットされ「だいたい5分弱で120万人」というざっくりとした説明で済まされていました。
- ナレーションベースでやると冗長になるから
- ソ連の名前が出てきているから
- 漫画的な描写であってアニメには合わないから
色々な理由は考えられますが、どうアニメに落とし込むか期待されていたこの重要で難しいシーンをカットした以上終盤にある数々のシーンも2期ではカットされると予想できてしまいます。
まあ2期もMAPPAがやればの話ですがね。
※以下チェンソーマン原作の終盤ネタバレあり。
銃の悪魔の被害者の名前
後半でマキマを殺すために銃の悪魔が復活した際に犠牲になった人たちの名前をズラリと羅列するというシーンがあります。
しかも、この見開き2ページだけではなく全部で13ページにわたって羅列されています。
これは単に銃の悪魔の恐ろしさを伝えるだけではなく、その中にしれっとメインキャラの名前が書いてあって死亡した事を伝えるための描写でもあります。
この異様な描写からマキマとの戦い、そして次の77話「チャイムチャイムチャイム」の極限までの緊張感で当時の読者たちは大盛り上がりしていました。
チェンソーマンの中でも1,2を争うぐらい盛り上がったシーンだと思います。
しかし、3ページしかない上に幾らでも演出のしようがある描写を5話でカットしたアニメ版が、この漫画的かつ13ページもある描写をできるわけがありません。
高確率で名前の描写はカットされるでしょうね。
こういうのを如何にアニメに落とし込むかに期待されてるというのに・・・
人々が忘れた物
終盤で「チェンソーマンが食べた悪魔の概念は世界から消滅する」という設定が明かされ、それを唯一覚えているマキマがその名前を次々と口にするシーンがあります。
ご覧の通りセンシティブなワードが多いのでもしかしたらこっちも何かしらカットされる可能性が高いですが、核兵器に関しては第2部で登場する戦争の悪魔と深く関わっているのでカットすると矛盾します。
2部をアニメ化するかどうかはともかく、さすがにそんな重要な部分をカットするとは思いたくないんですが既に1話で「俺達の」をカットしてるんでね・・・
まとめ
チェンソーマンのアニメは「あのシーンがアニメではどう描かれるんだろう!」というワクワクが全く無いどころか、「どれだけ劣化してしまうんだろう」という怖い物見たさの興味ぐらいしか湧かない物になってしまいました。
私だって手の平返して絶賛できるような回が来て欲しいですが、銃の悪魔の被害者数カットが致命的すぎてもう・・・(MAPPAの威信がどれほどの物か見届けるために最後まで見てレビューするが)
おそらくサムライソードのところで1期は終わりだと思うので2期は別の会社にやってほしいところですが、十中八九2期もMAPPAでしょうね。
本当にどうしてこうなった・・・
コメント
ナチスがらみの悪乗りホラーなんてアメリカどころかドイツでも毎年作ってるのに、仮に、ナイスに絡む表現アウトってなったら本当にポリコレや配慮は腐ってるね。
そもそも、恐怖や悪として表現するのをタブーって、ナチがとくするだけだろうけど、まぁ既にやってるし、
逆卍どころか卍も、ナチスの専売特許みたいに反ナチぶったナチみたい欧米人やそれに折れるアジア人が、規制かけた結果。
ナチスの悪影響がより広がってるようにも思える皮肉。
銃の悪魔の被害って、ソ連だけなのかな?避けたいのは?
そもそも日本の被害だけは喜々として挙げて、それ以外には配慮しちゃうって相当差別的だとおもうけどね
配慮してるやつらがレイシスト的になってるというのは上記ナチスがらみと同じ構図か。
ナチス=悪というのも当時のドイツの状況と金融を見てない証拠だし、こうした娯楽によってイメージをねじ曲げられたり一方の声だけで今日まで語られてるのがなあ…