中山竜監督と瀬下恵介Pの対談
10月4日発売の日経エンタテインメント!2022年11月号にアニメ「チェンソーマン」の中山竜監督と瀬下恵介Pの対談が掲載されていました。
そこでチェンソーマンができるまでの制作秘話やどうしてこのような映像になったのかを話していました。
いわゆるアニメを作りたくない
言葉があまり良くないかもしれないですが、いわゆるアニメを作りたくなくて。
日経エンタテインメント! 2022年11月号より
ー中略ー
でも、アニメーションと言う表現技法自体は、別にそういうものに頼らなければ成立しないものではない。
僕自身は大人が見られるもので、作品を鑑賞するという視点に立ったときに耐えうるだけの力のあるものを作りたいとずっと考えていたんです。
それで『チェンソーマン』をアニメ化するとなったときに、自分のやりたいこととのリンクを探していくわけですが、僕自身映画が好きで、藤本先生も映画が大好きとのことで、写実的なもの、映画的なもののエッセンスを取り入れられれば面白いものになるんじゃないかなと。
個人的なわがままというよりは、それが作品のためになるという確信がありました。
あともう1つ、マンガ的なものはマンガで楽しめばいいと考えていて。
映像だからこそできる、ある種チャレンジングなこと。
単なるアニメではなく、映像作品として大きくしたい。
チェンソーマンの映像作りに関して中山監督はこのように語っていました。
正直言ってる事自体はおかしくも無いし理解できます。
しかし、何故それをチェンソーマンのアニメでやったんだって話です。
ツッコミポイント1
まず大人が鑑賞するに耐えうると言ってますけど、チェンソーマンってそんな高尚な作品では無いんですよ。
基本的に主人公のデンジは性欲をエンジンにして戦ってるわけで、チェンソーマンのデザインに関しては良くも悪くも小学生が考えたようなデザインです。
言ってみればB級サメ映画みたいな枠ですから、大人を意識した写実的映像どころかむしろベタでド派手なアニメっぽい描写の方が合います。
もちろん哀愁漂うシーンもあるのでそこは写実的にやった方が良いと思いますが、少なくともデンジとパワーの掛け合いのようなギャグシーンまで写実的にやるのはただただ作品の勢いを殺しているだけです。
胸胸言ってるデンジもオープンスケベからムッツリスケベみたいになって気持ち悪くなってしまいました。
「写実的なもの、映画的なもののエッセンスを取り入れられれば」と言っているのにどうして作品全体が支配されてしまったのか。
ツッコミポイント2
映像だからこそできるチャレンジングな事と言ってますけど、それはオリジナルアニメでやってください。
原作ありで事前にハードル上げまくってて絶対にコケちゃいけない作品でやる事では無い。
まあタツキ先生も見た上でGOサイン出してると書いてあるんですけど、そもそもの雰囲気に関してNOを言えるスタッフは居なかったのだろうか・・・
絶対に違和感を覚えてる人が誰かしら居た筈なんですがね。(じゃなきゃここまで批判されてない)
まとめ
他にも中山監督が選ばれた経緯や脚本のポイントなども書かれているんですが、総じて「どうしてそうなった?」と思うポイントが多かったです。
過去の記事でも書いてるんですけど、MAPPAの威信を懸けた作品で何故冒険する?
詳細な対談を見ても尚こうなった理由が分からないというなんとも不思議な状態です。
しかもEDはバッチリ解釈一致してたりするから本当に理解に苦しむ。
最終回までこの調子だったら本当にMAPPAアンチになりそうだから何処かで手の平返させて・・・
追記
作画監督補佐が火に油を注ぐようなツイートをしてしまいました。
誹謗中傷は止めましょう。
新たなインタビューが公開されていました。
コメント
この監督はチェンソーマンをオシャレな漫画だと思ってるタイプか…
君の予想はあたるものだから
アンチに転生してると予想するよ
たまには外れるといいのだがね
急に何言ってんだこの人…
個人的にチェンソーマンみたいなのはTRIGGERが合いそうだと思ってた
もっと派手で外連味タップリ、王道ではないしバカっぽさもあるけど何故かちょっとカッコいい、みたいな感じで
オシャレ気取りでスカしてなんか意識高そうみたいなのはあんま合ってないですね
アニメーションや雰囲気作り自体は素晴らしいと思うので、それが作品に合えば良い形に仕上げてくれそうなんですけどね
まぁ配役ミスって感じですね。声優さんも含めて
演出、音響がgm
監督の映画みたいな〜も雰囲気で語ってるだけだろw
窓の外からのアングル多用してるのはなんて映画のオマージュですかぁ〜? すっげえ退屈な映画なんだろうなぁ〜!
全体的にめちゃくちゃ自分に酔ってるな
「マンガ的なものはマンガで楽しめばいい」かぁ… それこそ「映画的なものは映画で楽しめばいい」って話だと思うんだけどな
このアニメに邦画的演出なんて求めてなかったのに
これ読んで初めて知った。OPのオマージュもそういうことだったのか。
全体的に綺麗で回想や戦闘も良いなって思ったけど、ギャグっぽさも欲しいかったって思う。原作のぶっ飛んだ感じが無くなってる気がするし。
進撃でも思ったけど、日常シーンや細かい動作のとこで原画枚数を増やして書くより、戦闘場面で力を入れる方がアニメーターさんも気合い入るんじゃないかって思う。コウモリ戦のところ良かった。
今すぐクビにしてくれ
サジェストで「チェンソーマン 監督」まで入れると「交代」が出てくるの草