あかね噺とは
2022年2月14日発売のジャンプ11号から連載開始した作品で、原作は末永祐樹先生、作画は馬上鷹将先生が担当しています。
落語をテーマにした作品で、主人公の桜咲 朱音の父親である徹(亭号:阿良川志ん太)が破門されてしまいます。
父親の落語が好きだった朱音は雪辱を果たすため、落語家「阿良川あかね」として父の落語を認めさせるために真打を目指すというストーリーです。
打ち切りの噂
あかね噺は最初の方は地味だったので早々に打ち切られるんじゃないかという噂がありました。
実際にgoogle検索のサジェストでも「あかね噺 打ち切り」が上位に入っていたので、気にしてた人はかなり多かったのでしょう。
かく言う私も最初は地味だなと思ってました。
しかし、今ではアンケ上位に何回も食い込み2号連続巻頭カラーも貰ったりしているので打ち切りどころか絶好調です。
単行本の売り上げは3巻で30万部とそこそこな感じですが、これからどんどん伸びていくでしょう。
35話の感想
あかねは様々な落語家が居る弥栄亭で下働きをしながらベテランから技を盗もうとしてるんですが、新人つぶしのりゑんから「出涸らしの茶を出した」という言いがかりを付けられいびられます。
しかし、その場では何も言い返さず翌日の高座に向かいます。
あかねの演目は山号寺号で(~さん・~じ)となるように言葉遊びを披露していく物です。
- 俥屋”さん”広小”路”
- 時計や”さん”今何”時”?
- お医者”さん”投げるさ”じ”
等々・・・
そこであかねはりゑんからいびられた経験をオリジナル要素として入れ
- もうたく”さん”分からず言うなお茶の”味”
- 退かぬ降”参”女の意”地”
と締めくくる事で前座としては裏方も含め異例の大盛り上がりを見せると共にりゑんへの仕返しも果たしたのでした。
りゑん兄”さん”赤っ”恥”というわけですね。(これが言いたかっただけではない)
話の構成がバツグンに上手い!
まず単純に山号寺号にいびられた経験をはめ込むのが上手かったです。
また、実際に読んでもらえば分かるんですが、最初は前座という事で興味を持っていなかった客が徐々に興味を持って行く様子が徐々に面白さが分かってくる読者の心境とリンクしてて良かったです。
読み終わった後のスカッと感もすごかった。
巻頭カラーに持ってくる話としては最高だったと思います。
まとめ
今回の話を読んであかね噺はサカモトデイズと共に次のジャンプの看板をはれる実力があると確信しました。
そして、ジャンルこそ違いますが芸をテーマにする作品としてアクタージュが無くなった枠も埋めてくれるんじゃないかなと思います。
あとはアニメ化などの起爆剤があれば一気に跳ねるんじゃないでしょうか。
今後のあかね噺にも期待です!
コメント
アニメ化は無理でしょうね。
そもそも噺家って抑揚が上手くなけりゃ無理だから余程上手さがあって且つキャラを壊さないようにしないと。
出来たとしても売れる保証はない。
単行本買ってるけどこれ本当に面白いよね
いびっていたのは禄朗じゃなくてりゑんでは
すいません
ガチ勘違いしてました
かなり大遅刻ですが、この記事読んであかね噺に興味持って読み始めました
まじで面白い!
紹介してくれて感謝です
役だって良かったです